不登校支援・不登校予防支援

ほほえみライフサポート塾の井村です♪

不登校支援のお仕事を3年ほどさせて頂く中で、日々思うことがありました。

不登校のお子様を支援する場所って、色々ありますよね。

親子で集う場所、生徒が漫画を読んだり遊んだりするだけの学童のような場所、企画がしっかり決まっている場所、時間割通りに授業やレクリエーションが決まっている場所、1:1で心理の専門家がお話をする場所、

本当に様々です。

 

私が働いていたところは、ある程度時間割が決められていて、自習メインの個別指導の時間や小集団における活動時間(レクリエーションがほとんど)がありました。

そこで、よく思っていたことは・・・

発達特性をお持ちのお子様や、心理的にフォローが必要なお子様が「学習」を能動的に進めて行くということは、非常に難しいということです。

私は、2歳の頃から公文式をやっていて、自宅や塾で自己学習を進めるスタイルで勉強をしていたのですが、幼児期のみでなく、小学校に入ってからも自習で集中できる時間はせいぜい20分でした。

基本的にはすぐに自習に飽きてしまって、本を読んだり妹や周りの子供にちょっかいをかけたりしていました。

「普通」に登校していた私ですら難しかったのに、何らかの事情があって学校に行きづらいお子様が、自習によって学力をカバーすることができるでしょうか?

先生の中には、よそ見やおしゃべりを始めると「喋らずに集中しなさい!」と怒ったように指導する方もいらっしゃいます。

もちろん、教育的には正しい指導なのかもしれませんが、私たちの本分はあくまで「支援」です。

私たちのところにいらっしゃるお子様は、学校での画一的な指導に馴染めないから、支援を必要としているのです。

 

学校に行きづらいお子様が、少しでも家から外に出て、他の生徒さんと一緒の空間で学習をする。

その中で、学習やコミュニケーションに興味を持ち、少しづつ自分の力でもできるようになっていく。

その結果、少しでも生徒様が自分に対する自信を取り戻して、学校に戻っていく。

それが、本来の支援の在り方なのではないかと、よく思っていました。

もちろん、生徒様が学校に行きづらくなる原因は、学習面の理由だけではありません。

友人関係や先生との相性、授業で座っていることが苦痛など、様々な原因があると思います。

その結果、学校への行きしぶりが始まり、学力の遅れが二次的な課題として出てくるのです。

学校生活の中で傷つき、家の外に出ることが怖くなっているお子様が、まずは家族以外の大人とコミュニケーションを取ることに慣れて、次に小集団の中で少しでも学習をすることができて、更に、小集団の中で周りとコミュニケーションを取ることができるようになれば、少しずつ学校に行くことができる自信を取り戻すのではないかと私は考えています。

私の話をもう一つすると、私は昔、医師になるために長い間受験に向けた勉強をして来ました。

しかし、私は中学生になってから友人関係で行き詰まり、クラスで一人ぼっちになっていたことがあります。

私立の中高一貫校に行っていたため、今さらそこを辞めて公立の学校に行くのはカッコ悪いと思っていて、無理をして登校を続けていました。

学校に行くだけで、クラスの中で座っているだけで精一杯であったので、授業は身に入らず、成績はどんどん落ちていきました。

高校生になって、少しは周りとの関係性や学力を取り戻したのですが、周りとの差はどうしても埋まらずに浪人をすることに。

浪人中も無理をして予備校に通っていたことや、学力に対する自信をなくしてしまっていたことで、人と目を合わせて話をすることができない大人になっていました。

最終的には、家の外に出られなくなり、(強いて言えば、部屋のクローゼットの中から出られなくなり、)一度、大学進学を諦めて知人の店で働くことになりました。

予備校に通っている間は、心に深く傷を抱えていたことで、目の前の課題に取り組むことが出来ませんでした。

予備校に行って、そこに座っていることがやっとだったのです。

個別指導の担当だった大学を卒業したばかりの若い男性講師が、私のことを汚い物でも見るように軽蔑して「何で俺がこんなに言ってるのに出来ないの?やる気あんの?親に高い金出してもらってるんじゃないの?」と怒鳴って来たことはよく覚えています。

私は更に、予備校に通うことが辛くなり、無理に無理を重ねた結果、結局行けなくなってしまいました。

他にも、家庭教師の男性の先生と一緒に勉強をしている時に、私が同じことを何度も質問するので机を拳で「ガン!!!」と叩かれたことがあります。

私がいくら教えても出来ないことで、最後の方は「シカト」して来た先生もいます。

その頃からずっと思っていた

家庭教師や個別指導の先生たちは、心理的な資格を持ってカウンセラーのような立ち位置で接してくれれば良いのに、ということです。

ご自身たちは、とても優秀で「出来ない」ことが理解できないのでしょう。

私のような生徒は、ただ「怠けているようにしか」見えなかったのでしょう。

違うんです。気持ち的には勉強をしたいんです。でも、勉強をしようとすると学校であった嫌なことがフラッシュバックして、頭が空白になってしまうのです。

それでも、何とかフラッシュバックして来た映像を頭の隅に追いやりながら、先生の話を聞こうとしたり目の前のテキストを読もうとしたりしているのです。

頑張っている状態から、更に追い詰めないで欲しいのです。

私とて、精神的に安定している状態の時には、とても理解力が上がり、問題をスラスラ解くことが出来ます。

私の課題は、学習そのものではなく、自分の心のバランスを保つことであり、一般的な塾には適さなかったのだと考えています。

そのような経緯があり、私は様々な角度から「過去の自分をサポートするための」勉強をして来ました。

カウンセリング技術も然り、鬱症状を家族サポートや自分の行動で軽減させる方法、体を鈍らせないために体操インストラクターとしての技術、頭がクリアになる食事の仕方や睡眠の取り方などです。

それらの知識や技術は、仕事で役に立つばかりではなく、社会人としての自分をも救っています。

それらの知識や技術を、授業や面談の中で、自身の経験を通してお子様が興味を持って頂けるようにお伝えしていきたいと考えています。

カウンセリングだけではなく、お子様に合わせたスモールステップでの「実経験」を積めるように、システムを作りました。

こちらは、しっかり生徒様のニーズを聞き取りをした上で、カスタマイズした計画をご提案させていただきます。

(下記は一つの例です。最初から集団対面授業のみでも受講できます。)

また、集団授業は「実生活に役立つこと」「生徒様・家族様の現状のお困りに即していること」を基準に企画を立てています。

そして、一方的に講師が喋るのではなく、あくまで「対話になるように」「生徒様が考えられるように」を基本にし、「興味を持って頂けるような」授業を展開させて頂きます。

私の、通信高校サポート校や適応指導教室での授業経験から自分なりの授業スタイルを生み出して来ました。

お陰様で、生徒様たちからはご好評を頂いております。

  

興味を持ってくださった方は、お気軽にお問い合わせください。

(お問い合わせの受付開始は、1月下旬を想定しています。)